さたぱんびん

宮古ではサタ(砂糖)パンビン(揚げ物)と呼ばれ、沖縄本島ではサーターアンダーギーと呼ばれる沖縄のいわゆる揚げドーナツ。

小麦粉に砂糖と卵を混ぜた生地を油で揚げただけのシンプルな調理法で、沖縄全域で昔から親しまれているお菓子です。

手で丸く練り切った生地が、低温の油でじっくり揚げる過程で膨張して表面が割れるために、このような形になっています。

家庭では大鍋の油で大量に揚げて大皿に盛り付けられ、おやつや祝いの席には欠かせない料理の一つになっていました。

現代では昔ほど家庭で作られる機会は減りましたが、スーパーや商店では、生地にカボチャ、ウコン、ごま、紅芋などを練り込んだ、バリエーションに富んだ種類がよく売られています。

サトウキビ背景